人気ブログランキング | 話題のタグを見る
白壁のまち 柳井
珍しい町の風景だ。近年こういう古めかしい場所がだんだん少なくなってきている。
世に有名なのは伊豆の下田と備中の倉敷だけだが、ここにもそれに負けないような土蔵造りの家が並んでいる。歩いている人も静かなものだし、店の奥に座っている商人の姿もまるで明治時代からその習慣を受け継いでいるような格好であった。
                           松本清張「花実のない森」より
白壁のまち 柳井_c0037200_17502251.jpg


国指定重要文化財「国森家住宅」18世紀後半に建てられた商家
白壁のまち 柳井_c0037200_17555891.jpg


町を歩いているといたるところに郷土民芸品の金魚提灯が飾られている。
青森の「ねぶた」をまねて竹ひごと和紙で作られたもので昔は商家のお迎え提灯だったとか。
白壁のまち 柳井_c0037200_1812216.jpg

こんなところにも・・・(佐川醤油蔵天井)
白壁のまち 柳井_c0037200_1833774.jpg


「柳井」という町の名前の由来は
白壁のまち 柳井_c0037200_18162356.jpg

その柳と井戸は「湘江庵」に現存していました。
白壁のまち 柳井_c0037200_1818313.jpg


姫田川をわたって小高いところに光台寺があります。
光台寺桜門は中国明朝の様式を模したもので独特の風情があります。
国木田独歩散策の地でもあります。
白壁のまち 柳井_c0037200_18241157.jpg


光台寺を少し下ると国木田独歩旧宅があります。
独歩20~22才(明治25~27年)までここですごしました。
白壁のまち 柳井_c0037200_18272087.jpg

門を入ると
白壁のまち 柳井_c0037200_18275981.jpg


柳井川に最初に架けられた宝来橋のたもとには船着場の後をのこす「がんぎ」があり、
当時おおかった火事のため、火よけを祈願した「火伏地蔵」「沖見石灯篭」がが昔のまま、
行き交う人を見守っています。
白壁のまち 柳井_c0037200_18365091.jpg

by yassy127 | 2005-01-19 18:38 | 中国地方
<< 北前船で賑わった港町 下津井 はじめまして >>